[creativity] ほぼ日 ジブリの仕事のやりかた。

やっぱりモノ作っている人の話は面白い。
宮崎駿監督の「詳細から作り始める」って話から日本建築の設計、新人教育、んで身体性から保育園の話へと流れていく糸井さんと鈴木敏夫さんの話。


よくアニメを見ていて「うわーよくこんなん思いついたな」って思うことがあります。多分、子どもの頃の僕なら「そんなはずないじゃん」ってつまらないことを言っちゃってたようなことなんですけど、例えばえーとラピュタのあの設定とかね。浮くわけないじゃん、島が。


すごいなって思うのは常識を逸脱する能力、創造力ってやつ?常識を逸脱する能力はともすればツッコまれまくりな訳ですが、映画が面白いのは、それを違和感なく感じさせる身体性だったり、人の表情の自然さだったりするわけですよ。そのバランス感覚とかにすげーなと思ったりします。


現実に対する知識を伴わないと、ただ変なだけで逸脱する能力とは言えない訳ですよ。現実を否定して妄想を見せ付けられても、何かイタイだけで面白くないことが多い気がします。自由さが感じられないっつうか。
自由さを感じるのって、ハリウッド的にリアルな不自由さを突破することだったり、自由な主人公と一緒に旅をすることだったり、どっちにしても観客とってのリアルさが必要だと思うんです。


そういやフィクションを否定する人もいたなー。
僕がオーストラリアに行ってたときに行ってた語学学校(っていうか塾)の先生は、フィクションは面白くないって言っちゃうんです。ハリーポッターは面白くない、あれは現実の世界じゃないから、と。どうも信仰する宗派がそういう教義を取っているかららしんですが、彼ら自身も本当にそう思っているようでした。

確かにフィクションだけの世界に没頭するよりは、現実を肯定する方が重要だとは思いますが、そんなに強く否定することないじゃんって思いました。僕らに対して観るなって強く押し付けたりはしませんでしたが、いつもすごく優しいし、理解力のある人たちなんで、そんなことを言われて生徒一同へこんでしまいました。


今思うと、現実を肯定するあまりフィクションを否定する、っていうのも矛盾している気がします。フィクション自身は現実に存在するわけだから。まあでもこれは本題じゃないっすね。


僕は現実を強く肯定することもフィクションを否定することもなかったんですが、常識に捕らわれ易い性質なんで、すっげー創造力とかに触れると憧れの目で見てしまうんですな。


ああーー、何か話がグダグダだ。創造力とチームワークの話->ソフトウェア開発を書きたかったのよね。また今度。


あ、分類のcreativityなんですけど、最初はjobとかdevelopmentとかに分類しようと思ってたんですけど、なんかそれはもったいないっていう気持ちになってより抽象度の高いcreativityを持ってきました。