スピードのきもちよさ

仕事でJavaScriptを使う前、理屈だけを勉強しているときは、パフォーマンスを軽んじていた。
まずは適切に書くことが一番で、きちんと書けてさえいれば、後から簡単に高速化できるように漠然と思っていた。

凄く同意。「リファクタリング」にプロファイリングして問題があったときにパフォーマンスを改善するべきとあったし、それが理に適っていると思っていたので、僕もずーっとパフォーマンスを軽んじてきた。でもid:brazilさんの文章は自分が気づいてなかった感覚に気付かせてくれた。レスポンスの速さが開発の速度にすごくつながっているのを僕も感じている。
村上龍の「まとめないでも、いいんじゃないですかね」っていうのもすごく分かる(気がする)。思考停止って気持ち悪い。


でも、これらは個人的な感覚の部分、あるいは知覚にできるかどうかという部分なので、プロジェクトで他のメンバーと共有できるかどうかは分からない。共有できるとしたら、それはメンバーに恵まれているはずだし、共有できないならそれは自分の表現力が足りないんだろうなーと思う。

リファクタリング」を読み終わった直後の高揚してた僕みたいなメンバーに対して、レスポンスの良さがすごく気持ちいいこと、僕がそれを重視したいことをどう伝えるのか、ストレートに言う以外に思いつかない。もっといい方法があるはずだと思ってしまう。

強迫観念的に常にレスポンスを気にしているメンバーに届くメッセージはもっと難しいかもしれない。「リファクタリング」を読んでもらってから「それでもやっぱりレスポンスって重要だよね」っていうのは違う気がする。開発がさくさく進むことのきもちよさってどう伝えたもんだろう?

リファクタリング―プログラムの体質改善テクニック (Object Technology Series)

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