初心者マインドを楽しむ

「初心忘るるべからず」と言うと説教くさくて僕のイメージと違うし、なんとなく楽しくなさそうなので、ちょっと言い方を変えてみた。何が言いたいかというと、初心者って結構楽しいということです。自分の知っている世界にないものを見つけたときや、もう訳分からんという文字の洪水の中からターゲットに辿り着いたとき、後で振り返ると大したことではないんだけど、その時はすごく嬉しい、そんな感じを新しい言語を勉強するときには結構味わえる、ということっす。


最近の僕はバリバリのRuby初心者なので、歯がゆいながらも楽しくて仕方ありません。でもJavaを始めたころはDelphiを勉強したころと比べて何か楽しくありませんでした。今思うとJavaのことを勉強しているのにDelphiに置き換えて考えてたんですね。昔の彼女が忘れられず今の彼女と比べてしまう、そんな未練たらしい男のようでした(笑)。段々Javaが書けるようになってきて初めてJavaでプログラムを考えられるようになり、昔の彼女のことはたまに思い出す程度になっていったのです。


その後、JavaScriptとかをいじったお陰で、正に静的型付け言語的な「XXXは○○でなければならない」っつうかたーい考え方から「あ、これもアリじゃーん」って大雑把に受け入れられる考え方にシフトしてきた感じがしてます。Rubyの本を読んでると自分まだまだっすけど、それが楽しい。「これもアリ」がひとつ増えるごとに脳みそが柔らかくなっているような感じがするのです。


普通に言う初心とはちょっと違う「初心者マインド」を楽しむと、きっとWebアプリだろうが、組み込みだろうが楽しく勉強できるんじゃないでしょうか。